PCCでは、SRT活動を目的として2024年4月21日(日)に婆々穴にて、ケイビングを行いました。
メンバー11名
参加者:濱田、臼倉、林田(敦)、林田(宏)、渡邉、今野、川崎、宮本、奥沢(地底R)、田中(新郎)、白石(新婦)
婆々穴での活動は2022年7月1日から2年ぶりとなる。前回は夏で洞口がわからないくらい草木が生い茂っていたようだが、今回はまだ春ということもあり洞口の特定は容易だった。
従来支点構築に使用していた倒木は腐食が進んでおり、使用は危険と判断した。
今回は周りの立木を利用してチロリアンブリッジを2本張り、洞口上で両方のロープからスリングを伸ばし、SRT用のロープを垂らすことにした。
洞口の手前に2本、奥に1本、支点にできそうな木を探しロープを渡す準備をする。
ロープに干渉しそうな枝や倒木はお馴染みシルキーゴムボーイ(ノコギリ)で伐採して整地した。
宮本の指揮のもと、5倍力システムでロープを2本張る。5倍力構築を学ばんと、各メンバー宮本に指導を請う形で支点を構築した。
リギングの手際がよく、約30分ほどで整地と支点構築を終えることができた。しっかり整地ができたので次回以降のリギングがしやすくなったと思われる。11時ごろから順次SRTで洞内に降りていく。
全員が下降したところで、今回の活動の第二の目的でもあるウェディングフォト撮影開始。洞内で(できればSRTで空中で!)結婚祝いの写真が撮りたいと折にふれて話していた夢が現実となった!!!
一眼レフで撮影してくれたのは林田。ぎこちない立ち姿のわれら夫婦をプロ並みの技術と話術でかっこいいポーズに導いてくれた。
暗闇の洞内ではライティングが難しいようで、撮影中はメンバーがいろいろな角度から光を当ててくれた。最初は地上で、次にSRTで10メートルほど登り返した地点で撮影をしてもらった。婆々穴は真上に洞口があり、そこから差す光がとても美しく写真映えした。
最後に渡邉がドローンで空撮してくれた。GPSの届かない洞内でドローンをマニュアルで飛ばすのは、これまた技術がいる。PCCはスキルの高いオタクたちの集まりだ。
洞窟ウェディングフォトは世に数多くあれど、SRTウェディングフォトはかつてあっただろうか。メンバーの全面的な協力のもと、とても貴重な経験をさせていただいた。一生の思い出をありがとう。いつか、だれか、瀧谷洞の大聖堂でウェディングをしてほしいものである。
14時半ごろから出洞開始、15時に最後のメンバーが出洞。
最後は今野が最近導入したFPSドローンを飛ばして空を飛んだりして楽しんだ。
(白石 記)