大沢の熊穴3D測量

PCCでは、3Dスキャンによる測量を目的として2024年4月20日に「大沢の熊穴」のケイビングを行いました。

参加メンバー3名
L小竹〇、川崎〇、濱田、
(〇印がLiDAR搭載iPhone所持者)

PCCでは前回2023年7月2日に大沢の熊穴の3Dスキャン測量を実施したが、洞内全体を3Dスキャンしきれていなかった。今回、残り部分の3Dスキャンに臨んだ。

前回3Dスキャンできていなかった箇所は、チムニー中盤部分と、チムニー底から第一洞口までの大きく2か所。川崎がチムニー中盤部分、小竹がチムニー底から第一洞口までの3Dスキャンを担当することとした。

洞窟の最上部にあたる第二洞口より入洞して川崎がロープを設置し、小竹、濱田、川崎の順で降りた。川崎は途中でチムニー中盤部分の3Dスキャン作業に入り、小竹と濱田は先にチムニー底までおり、第一洞口方面へ進んだ。

川崎は、チムニー中かつiPhoneの取り回しが難しい狭い場所のなか奮闘し、3Dスキャン作業を行った。

小竹は、第一洞口まで通り抜けたのちに戻りながら3Dスキャンする計画であったが、通り抜けルートの確認に手間取ってしまったため、途中から3Dスキャン作業を開始。3Dスキャンを行いながら最下部まで行き、登り返した。その間に濱田が先行して最狭部を通り抜け、そのあと下方向へ向かった。小竹は最狭部を通り抜けてから天井付近を3Dスキャンしながら濱田の上部を追い抜く形で第一洞口へ出た。
濱田と、3Dスキャン作業を終えた川崎も順次第一洞口へ通り抜けた。

この時点で活動時間が無くなってしまったため、洞外を回って第二洞口へもどり、荷物を回収して活動終了とした。

帰宅後3Dスキャンデータを確認したところ、川崎の担当箇所は完璧に前回の3Dスキャン漏れ箇所をカバーできていた。一方、小竹の担当箇所は中間部分で3Dスキャンが出来ていなかった箇所があり空白部分ができてしまった。
およそ全体像は見えてきたものの、次の機会こそは残り部分の3Dスキャンを完了させ、全体図を完成したい。

ご参考:洞窟の3Dスキャンに関する知見は以下にまとめています。
https://github.com/CaveMapper/CaveMapper/

(小竹 記)