PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート整備、ルート確認を目的として2023年9月18日(月)埼玉県豆焼沢にある 「瀧谷洞」にて、ケイビングを行いました。
参加メンバー 5名
L 林田、SL 臼倉、白石、川崎、宮本
ルート
第二洞口→Fホール→「すり鉢状の穴」調査→第二洞口
9/17
22時30分 宴会
1時 就寝
9/18
5時 起床
6時 出発
7時30分 河原着。
8時10分 第二洞口 入洞。
下層ルートは宮本が初の為、のんびり堪能しながら進む。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118865-768x1024.jpg)
8時20分 嶺鳴の間。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118869_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118867_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118870-768x1024.jpg)
8時30分 轟川チムニー。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118874_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118872_0-768x1024.jpg)
8時40分 最初の池。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118879_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118877_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118876-1024x768.jpg)
9時 最後の池。水位がかなり下がっていた。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118884_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118883_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118881_0-769x1024.jpg)
9時15分 登竜門の滝。6m。
例年に比べ水量は少ないが、ここから先は濡れるので、レインウェアを中に着込む。
フリーでも登れるが、林田が念の為ロープをはる。
登竜門の滝を登ると、轟川上流部、−6の小滝など、チムニーが続く。深いチムニーも多々あり楽しいルート。
この一帯、滴下水が多いが、今回は少なめだった。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118886-769x1024.jpg)
Fホール。天井が高く圧巻の大ホール。いつか上から下降して来たい。来年にでもやれたら良いな。
本日のお目当て「すり鉢状の穴」へ向け出発!
Fルートの洞口側には上下に並んで2箇所、狭い支洞がある。
下側は狭く通り抜け出来ないが、上側を通った場合と同じ空間に繋がる。
上側は以前の活動で林田と今野が途中まで入っている。
その先に今回目指す「すり鉢状の穴」があると思われる。
入口から狭いのでSRT装備は装着せず30mロープを持ち、林田を先頭に様子見で入ってみる。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118890_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118888_0-769x1024.jpg)
10時 途中からクラック状で高さのあるチムニーになる。
手前の岩で支点が取れたので、念の為ロープを出しながら進む。
フリーでも下降できるが、岩が脆く剥がれやすい。
10時10分 その先に濱田から聞いていたリングボルトが2個あり、これが目印になる。
その下には池があった。
この池が「すり鉢状の穴」と呼ばれている所で間違いない!
SRT装備を取りに行こうかとも思ったが、ロープがあれば何とか行けそう。
林田が数m下の段差まで下降し、更に5mほど下降し水面付近まで行ってみる。
水深はかなり浅く見えるが、池の底に堆積しているムーンミルクで水深が分からない。
そこで登り返し、長靴を履いていた川崎に最初に池に入ってもらう事にした。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118892_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118894_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118898_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118900_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118895_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118897_0-769x1024.jpg)
10時20分 川崎が池に入る。
手前はまさかの太ももまでの深さで、ロープを持ち奥に進むと水深70センチほど。
端の方は浅い。
この夏は雨量が少ないので、例年の9月であれば、さらに水位が上がるかもしれない。
林田、白石が続く。
池の奥は鍾乳石が綺麗。
その先は狭くなり四つん這いで進み岩をくぐる。
その奥が続く可能性も期待されたが、上側は2mほどで人が通れなくなり、空間はあるが風はほぼない。
下側の水流ルートも水量は続いているものの、2mほどで人は通れなくなる。
「すり鉢状の穴」の調査を終え、最深部は行き止まりである事が分かった。
3D測量をする事を失念しており残念である。
以前「すり鉢状の穴」は濱田が行って手書きの地図を書いてくれているが、まさにその通りだった。
そこに記録してある小獣の頭蓋骨があるルートはどうやら私達は通っていないようだ。
次回はこちらのルートにも行って獣骨調査もしたい。
支洞から「すり鉢状の穴」の先までずっとムーンミルクで真っ白な世界だった。
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118902_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118904_0-769x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118905_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118907_0-768x1024.jpg)
![](https://pioneercaving.club/wp-content/uploads/2023/09/S__7118908_0-768x1024.jpg)
10時40分 「すり鉢状の穴」登り返し、Fホールに戻る。
休憩し、来た道を戻る。
12時30分 第二洞口出洞、河原で洗濯、休憩。
13時10分 下山開始
14時50分 下山
注意!
豆焼沢・瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。
(臼倉 記)