豆焼沢・瀧谷洞探検ケイビング

PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート整備、ルート確認を目的として2023年9月18日(月)埼玉県豆焼沢にある 「瀧谷洞」にて、ケイビングを行いました。

参加メンバー  5名
L 林田、SL 臼倉、白石、川崎、宮本

ルート
第二洞口→Fホール→「すり鉢状の穴」調査→第二洞口

9/17
22時30分 宴会
1時 就寝

9/18
5時 起床
6時 出発
7時30分 河原着。
8時10分 第二洞口 入洞。
下層ルートは宮本が初の為、のんびり堪能しながら進む。

8時20分 嶺鳴の間。

8時30分 轟川チムニー。

8時40分 最初の池。

9時 最後の池。水位がかなり下がっていた。

9時15分 登竜門の滝。6m。
例年に比べ水量は少ないが、ここから先は濡れるので、レインウェアを中に着込む。
フリーでも登れるが、林田が念の為ロープをはる。
登竜門の滝を登ると、轟川上流部、−6の小滝など、チムニーが続く。深いチムニーも多々あり楽しいルート。
この一帯、滴下水が多いが、今回は少なめだった。

Fホール。天井が高く圧巻の大ホール。いつか上から下降して来たい。来年にでもやれたら良いな。

本日のお目当て「すり鉢状の穴」へ向け出発!
Fルートの洞口側には上下に並んで2箇所、狭い支洞がある。
下側は狭く通り抜け出来ないが、上側を通った場合と同じ空間に繋がる。
上側は以前の活動で林田と今野が途中まで入っている。
その先に今回目指す「すり鉢状の穴」があると思われる。
入口から狭いのでSRT装備は装着せず30mロープを持ち、林田を先頭に様子見で入ってみる。

10時 途中からクラック状で高さのあるチムニーになる。
手前の岩で支点が取れたので、念の為ロープを出しながら進む。
フリーでも下降できるが、岩が脆く剥がれやすい。

10時10分 その先に濱田から聞いていたリングボルトが2個あり、これが目印になる。
その下には池があった。
この池が「すり鉢状の穴」と呼ばれている所で間違いない!
SRT装備を取りに行こうかとも思ったが、ロープがあれば何とか行けそう。
林田が数m下の段差まで下降し、更に5mほど下降し水面付近まで行ってみる。
水深はかなり浅く見えるが、池の底に堆積しているムーンミルクで水深が分からない。
そこで登り返し、長靴を履いていた川崎に最初に池に入ってもらう事にした。

10時20分 川崎が池に入る。
手前はまさかの太ももまでの深さで、ロープを持ち奥に進むと水深70センチほど。
端の方は浅い。
この夏は雨量が少ないので、例年の9月であれば、さらに水位が上がるかもしれない。
林田、白石が続く。
池の奥は鍾乳石が綺麗。
その先は狭くなり四つん這いで進み岩をくぐる。
その奥が続く可能性も期待されたが、上側は2mほどで人が通れなくなり、空間はあるが風はほぼない。
下側の水流ルートも水量は続いているものの、2mほどで人は通れなくなる。

「すり鉢状の穴」の調査を終え、最深部は行き止まりである事が分かった。
3D測量をする事を失念しており残念である。

以前「すり鉢状の穴」は濱田が行って手書きの地図を書いてくれているが、まさにその通りだった。
そこに記録してある小獣の頭蓋骨があるルートはどうやら私達は通っていないようだ。
次回はこちらのルートにも行って獣骨調査もしたい。

支洞から「すり鉢状の穴」の先までずっとムーンミルクで真っ白な世界だった。

10時40分 「すり鉢状の穴」登り返し、Fホールに戻る。
休憩し、来た道を戻る。

12時30分 第二洞口出洞、河原で洗濯、休憩。
13時10分 下山開始
14時50分 下山

注意!
豆焼沢・瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。

(臼倉 記)