出流鍾乳洞群練習ケイビング

1984年7月15日(日)。曇り。栃木県安蘇郡葛生町の出流鍾乳洞群で第3次練習ケイビングを行う。参加者は芦田、細山、深田、渡辺の4名。
 前回に続き、3度目のケイビングを試みる(しかし、またもやアクシデント!)。今回は全員で大日の霊窟最奥部の狭洞突破作業。ここは狭い横穴の先に、約10mの斜洞が続く。この部分は奥がやや広く、すりばち状になっている。約1時間の作業で前回の落石群を排除して、慎重に奥へ進んだ。ところが突然、不安定な洞床が崩れ出し、斜洞入口を完全に塞いでしまった。そして、この時、深田が一人閉じこめられてしまったが、結局2時間の作業で無事救出できた。ここで時間切れとなるが、深田の報告では斜洞の先に狭い横穴が続き、奥に広い空間が見えるとのこと。さらにつらら石など、二次生成物も確認したそうである。次回には計画を練り直して成果を期待したい。
 最後に参加会員の感想を一言。
 深田「イヤー、貴重な経験でしたよ」(落盤で洞内に閉じこめられたこと!)
 細山「だってよー、すげー音なんだぜーっ」(落盤の音が!)
 渡辺「びっくりしました!」
 芦田「はたして、(深田さんを)救出できるのかなと思った。でも、深田さんの報告を聞いたら、またやるぞと思った」
 以上。
( 深田 記)