高岩洞練習ケイビング

PCCでは、中級者の練習を目的として2022年9月21日、埼玉県秩父市大滝にある「高岩洞」にて、ケイビングを行いました。

参加メンバー 3名
L 濱田、SL 内田 、SL 臼倉

高岩洞へ行く林道は、序盤に崩落があり通行止めになっている。
徒歩で行く場合、アプローチがコースタイムでは往復4時間弱ほど長くなるようだが、一般登山道の落合コースを使い、トンネルから林道を歩いてみる事にした。
通行止めの影響で、PCCでは3年5ヶ月ぶりの活動となる。

当日の天気予報は曇りで降水確率も低かったが、霧雨からのスタートとなり小雨になり一日中雨だった。
視界は悪く、連日の雨で足元はぬかるむ状態での記録となる。

6時 道の駅大滝温泉出発。
落合コースで登山開始。
7時15分 林道のトンネル着。
トンネルからは林道歩き。
トンネル先の林道は山側の斜面がえぐれ崩れそうな箇所がある。
崩落箇所もあり、コンクリートがぶら下がっている。ここは怖いので急いで通過する。
トンネルから先のこの林道でもし崩落があると、また高岩洞へのアプローチを検討しなければいけなくなる。

8時 林道が通行出来た場合の駐車スペースを出発。
ここから高岩洞へのアプローチは迷いやすいので、地図をしっかり確認する。
トラバースへの分岐を間違えないように。
特にケルンへ下りる道が分かり辛く、少し行き過ぎてしまった。
急斜面を下りたので、登り返しも大変。

小広場と呼ばれているケルンがあったと思われる場所に到着。
ケイビングスーツに着替え、SRT装備を準備し出発。
下ってみると、この下が小広場だった事に気付く。ケルンは無くなっていた。

ケルンから洞口までの100mの急斜面は、前回は九十九折りに下り、岩場へトラバースし、洞口までは滑り台状の岩を、岩壁を掴みながら下りた記憶。
連日の雨で岩が滑るだろう。
どうせなら、ケルンから洞口まで岩壁沿いをロープで下降したら楽しいし楽かな?臼倉が80mロープを張りながら下降するが、岩場は土砂が流れ土の急斜面に変わっていた…。
結果的には、この天候で滑るのでロープがあって正解だったが、次回は通常のルートで行こうと思う。

高岩洞は深さ約42m、3段の縦穴である。
50mロープ1本では長さがたりないので、ロープは30mと50mなり2本必要。
また2ピッチ目上部からトラバースルートもある。
以前、濱田がトラバースした時は斜面に支点を取ったが、より先に取った方が安全だったので今回は50mロープ2本用意した。

10時20分 入洞。
入洞したら50mロープで大きな岩で支点を取り、数mの斜洞を進み1ピッチ目、濱田がリギング。
ボルトは打ってある。1ピッチ目は数mと短い。

2ピッチ目、濱田がリギング。
2ピッチ目の上部から大の字になり反対側の壁にトラバースラインを作る。
トラバースラインを行ければ、その先に横穴がある。
残置ハーケンは錆びている。
トラバースラインを張るのは上手く行かず、次回はボルトを1本打とうと言う事になった。なかなか難しそうだ。

濱田がトラバースラインをやっている間に臼倉は、50mロープで2ピッチ目のリギングをする。
同じホールに背中合わせでぶら下がり作業をする。
2ピッチ目のホールはカッコいい!
臼倉はそのまま下降し3ピッチ目をリギング。
3ピッチ目はホールの上部で突っ張りながらのリギングとなる。
深さは1番長く20mくらいかな?
下降しながら右側を見ると白いクラック状で天井もかなり高い。
瀧谷洞の悪魔のクラックの白バージョンの様でとにかくカッコよく美しい。これは見てもらいたい景色。

下層のホールの壁は二次生成物が綺麗で、床一面に水晶が落ちている。
カニもいた。

登り返し。内田がロープ回収。

13時30分 出洞。
計画書は12時出洞にしていたので、PCCに出洞した事と活動が遅れている事を報告する。
高岩洞付近はスマホの電波が入るのでありがたい。
ところがスマホを落としてしまったようで、内田は回収したハンガーとロープをまたセットし底までスマホを取りに行く。濱田、臼倉も途中まで戻る。

15時 出洞し出発。
斜面に張った残置ロープは臼倉が回収。
15時30分 小広場の上まで登り、SRT装備をはずし、お昼ご飯を食べ出発。
急斜面の登り、尾根歩きで登り、下り、トラバース、また尾根歩きで登り、林道歩き、落合コースで下山。

18時 道の駅大滝温泉到着。

高岩洞は一般登山道を使うとアプローチが長くなるが、日帰り活動が可能である事が分かった。

沢から行くルートが最短なので、そのルートも開拓したいと思う。
沢登りの記録は出てこないので詳細は分からないが、沢登りをするメンバーも多いので、良いルート開拓が出来るかもしれない。
やってみる価値はあると思った。

そして今回やり残したトラバースラインもボルトを追加し、リベンジしたいと思う。

(臼倉 記)