倉沢谷新洞探索

パイオニアケイビングクラブでは、奥多摩の倉沢谷の崖探索を目的として2022年4月17日に新洞探索を行いました。メンバーは、臼倉、濱田、今野、宮本、佐藤の5名。

メンバー皆んなが50〜60mのロープを持ち、クライミング装備を持ちやる気満々。
倉沢は、2019年6月16日に来て以来、久々の活動です。前回と同じく崖を高巻き、その時に下降したポイントより先に行くと、水穴の上の枯れ沢(ルンゼ)の中段に出ました。(前回、降りた所、2つ目に入った穴より上)

ここより3チームに分かれて探索をします。
濱田チーム。濱田は崖を下に向かって行きましたが以前、林田が発見した60mの岸壁の途中にある穴でした。

今野、宮本チーム。臼倉と佐藤が水穴上の岩壁より懸垂下降して壁面調査を進める一方、宮本と今野は枯れ沢を挟んで反対側の母岩一帯を調査した。こちらの母岩は壁面から小川が流れ出していて、その付近に洞穴があるか確認したが、残念ながら壁面から染み出したもので、穴らしきものは見つけられなかった。また、そもそも地層的に石灰地層ではなかったため、この母岩帯に穴は無いと判断した。(今野記)

臼倉、佐藤チーム。少しルンゼを登りトラバースし対岸の崖の上部へ出ました。下降しながら穴を探します。穴ぼこだらけの怪しい所もありましたが、洞窟は見つからず。お目当ての怪しい穴は時間切れで見れませんでした。下降する位置を少しずらすべきでした。

もっと時間をかけて崖探索をするつもりでしたが、雨予報だった為、早めに切り上げ下に戻りました。まだ雨は降っていないので水穴に入り、付近を登って探索して活動を終えました。

改めて崖を見て、やはり怪しい場所がいくつかある。次回の探索ポイントは絞れたので、忘れないうちにリベンジしたいと思います。

(臼倉 記)