2022年3月13日、PCCでは大沢の熊穴をまだ通り抜けしたことがないメンバーを中心に、第二洞口から第一洞口への通り抜けを試すファンケイビングを行った。当初計画では10名弱が参加する予定であったが、都合が悪くなったり寝坊するなりして、最終的に3名(白石、丸山、林田)でのケイビングとなった。びっくりである。
車止めから第二洞口へのアプローチに少し迷いつつも、15分程度で第二洞口に到着した。今回はクライマーばかりの参加だったため、下降用のロープは張らず、チムニーにて降下した。
降下した先の集合場所で、今回初めての大沢の熊穴活動となる丸山が、狭いクラックを最下部まで降りるなどして遊んだ後、3名連なって第一洞口を目指す。
今回のメンバーでは唯一通り抜け経験のある林田が先頭を進むが、数年前に一度通っただけであったため、果たしてこれで合っているのかと疑問に思うような狭い場所を通過しつつ、奥へ奥へと進む。
第二洞口側から通り抜ける場合、狭い箇所を登りの体勢で通過する必要があるため、第一洞口側からの通り抜けと比較して少し難易度が高いようだ。しかし、今回は3名とも小柄だったため、何の問題もなくスルスルと難所を通過することができた。そのため、1時間ほどで第一洞口まで到着してしまった。
第一洞口は急斜面となっており、今回はメンバーのスキル的に問題が無かったため直登して車止めまで戻ったが、第一洞口から入洞する場合は大きく迂回してアプローチする方が安全であると感じた。
第一洞口のGPS座標も記録できたため、今後の活動に役立てたい。
(林田 記)