富士風穴学術調査

PCC では 2022 年 3 月 6 日に富士樹海にある富士風穴に学術調査の一環で入りました。

参加者は 臼倉(L)、濱田(SL)、山田、増田の 4 名に加え、東京スぺレオクラブから 1 名、その他体験が 3 名の計 8 名の大所帯となりました。

3 月に入り気温はそれほど低くはありませんでしたが上旬ということもあり、樹海内広く凍結しており到着早々から緊張が走ります。

特に風穴入口の下りは滑り台となっており尻もちをついた状態で恐る恐る降りていきます。

午前中は本洞、午後はすぐ横の新洞に入ります。

本洞の様子はこちら。

私事ですがこちらへは 2020 年の 12 月に入っており、その時と比べると愕然とするほど氷が減っていました。

ロープ用の支点(左手)から考えますと右手のあたりまで氷があったと記憶しています。

この光景はいささかショックでしたが奥では氷筍が大きく発達しており見ごたえがありました。

午後は新洞に初の挑戦でしたが、本洞と比べかなり長く、特に序盤ではなかなか狭い箇所があったりと非常に満足感がある場所でした。
本洞と比べるとそれほど観光化されていない(許可は別に必要)ということもあり、人間の痕跡をそれほど感じないという点も魅力的でした。
以下は洞内の一部と、天井に付着した霜の結晶?です。

終了後は参加された皆で記念撮影。

溶岩洞窟ということもあり気を抜くとすぐに切り傷を作りそうな場所であり、新洞の一部にみられる閉所ではややスリルがありますが、(私のような初心者でも)怖くなる部分はなく最初から最後まで楽しい洞窟でした。
もともと、富士風穴は私が洞窟に興味を持つきっかけとなった場所ですが、今回のケイビングは「もっといろんな洞窟を経験したい」という気持ちを改めて強くしました。

今回のケイビングにあたり、事前に入洞許可を得ています。

(増田 記)