大久保の風穴練習ケイビング

PCCでは、SRTおよび支点構築の練習を目的として2020年7月25日(土曜日)に5名で活動を行いました。

今回は大井戸、孫井戸、ひこ井戸側のルートを探検するため、 ベテランの濱田指導の下、臼倉・林田両名がSRTのための支点を構築しました。
まずは壁に埋め込んであるボルトにハンガーを取り付けてアンカーとし、50mロープ端を長めのラビットノットとカラビナで固定。同ロープでセルフビレイしつつ、ハンガーの取り付けと短いトラバースラインを設置。大井戸の真上まで移動してから再度SRT降下のためのアンカーをラビットノットで構築、ロープが岩に触れないようにカラビナをかけながら、大井戸の底まで降りました。
50mロープだったので、新たにアンカーを構築し、そのまま孫井戸の底まで降下することができました。

孫井戸からひこ井戸に降下するところにも別途同じようにアンカーを構築し、30mロープを使ってSRTで降下。無事に全員が水流ゾーンに辿り着くことができました。

梅雨時期だったためか水流が多く、最奥部までのルートは水が満ちており通ることができませんでした。
帰りは逆の手順で、カラビナやハンガー、ロープなどを回収しながらSRTで昇り、何かを残置することなく無事に探検を終えることができました。

今回、ロープに取り付けたカラビナのスクリューロックが回らなくなり、外すことができなくなるトラブルが発生しました。濱田が持っていたペンチで何とか外すことができましたが、次回以降こういった問題に対応するため、竪穴用の個人装備に小さめのペンチを追加したいと思います。また、改めて道具のメンテナンスの大切さを学びましたので、近々道具の大掃除をしたいと思います。

(林田 記)