小袖鍾乳洞群探検ケイビング

1986年3月9日(日)。晴れ。山梨県北都留郡丹波山村小袖にある小袖鍾乳洞群で第6次洞窟探索及び探検ケイビングを行う。参加者は芦田、広瀬、深田の3名。
 この小袖鍾乳洞群は、現在までに小袖洞と双口洞、こうもり洞と地蔵洞と梯子洞が連結し、さらに小袖洞と梯子洞も通じている可能性が高いということで、調査が進められている。もし、連結すれば1000m級の大規模な鍾乳洞ということになる。そこでPCCとしても、約3年ぶりに第6次探検ケイビングを試みることにした。
 午前中は、小袖洞本洞に入ってみたが主洞が途中で氷に塞がれているため、充分な探検はできなかった。しかし、左方向の支洞はディギングすればのびる可能性があり、方角的にも梯子洞につながる公算が大きい。
 午後は小袖洞の対岸の上方と小袖川の上流で洞窟探索を行った。しかし、残念ながら、これといった成果は上らなかった。
 その後、PCC内では、まだ誰も通り抜けていない地蔵洞→こうもり洞ルートの突破を試みた。連絡部は一見、超狭洞に見えるが、実際には簡単に通過することができる。そして、そのままこうもり洞→梯子洞ルートを通って外に出た。
(深田 記)