倉沢の水穴探検ケイビング

1984年9月2日(日)。晴れ。東京都西多摩郡奥多摩町倉沢の倉沢の水穴で第2次探検ケイビングを行う。参加者は芦田、白幡、深田の3名。
 前回に続き、水位を下げるための作業を行う。約2時間で水没部に15cm程の隙間が開く。そこから観察した結果、第2ホールと第3関門まで確認できた。まず白幡がウェットスーツ、シュノーケル装備で予備調査。続いて全員が水中突破(第1~2関門は意外に短い)。そして、徹底調査の結果、この洞窟は全長80mの多層型鍾乳洞であることが判明した。最下層の水流は最終的に5m以上?のサイホンとなり、その先は未確認。上層部には、つらら石などの二次生成物が見られ、風の流れもあり、作業次第では幻の第3ホール?に至るかもしれない。
( 深田 記)