豆焼沢・瀧谷洞探検ケイビング

PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート探索を目的として2023年10月29日(日)埼玉県豆焼沢にある「瀧谷洞」にて、ケイビングを行いました。
参加メンバーは、L林田、SL白石、濱田、川崎の4名。

8:30第1洞口着。今回はハローウィンに近かったため、オバQ付近で仮装の写真をパシャリ。

今回はオバQ石の上層部に何があるかの調査。人類未到達の地に果敢に挑む。林田がムーンミルクでヌルヌルのオバQ石上の壁面に体を突っ張らせながら、電動ドリルでボルトを打っていく。濱田がビレイヤーとなった。

打ったボルトに足がかりを作りながら少しずつ登っていく林田。ところが、持ってきた電動ドリルが打鍵の弱いタイプであったためなかなか穴が開かず、最終的にはハンマーとペルフォスペを使い手打ちで穴をあけていく。あれ、手打ちの方が早いな!!?という声が降ってくる。ボルトとナチュラルプロテクションを使いながら、少しずつ着実に登っていく。

失敗するとかなり落ちてしまう最終局面を経て、林田がなんと登攀成功し、オバQ石上ホールを発見!!!登り始めてから2時間が経過していた。

その後、ロープを張ってもらい、みんなでアンカーを回収しながら登る。

オバQ石ホールから大聖堂側を見ると、正面に穴が見える!その横に小テラスがあり、石柱が立っているのが見えた。

オバQ石ホールを入り口方向に向かって先に進むと、左手と右手の2ルートに別れていた。右手のルートは少し登ったあと下に数メートル緩やかに斜めに下降していくが、行き止まりであった。

左手のルートは斜め上に向かって伸びており、白石を先頭に登っていくと、オバQ石から見上げたクラック状の隙間に繋がっており、そこからオバQ石方面に降りられそうだ。

しかし、上を見上げるとまだ少なくとも15メートルは上層空間がある。結局、斜めにトラバースしながら降りると、前述のテラス横の穴の上に降り立つことができた。その先は涸れ池で行き止まりであった。

今回の全ての活動を通してオバQ石から上に40メートルくらいの所まで登り、さらにその上が少なくとも15メートルはあった。上にまだ続いている可能性がある。

さらに上方面は壁にあまりとっかかりがなく、母岩が露出しているところも少なそうなので、難易度が高そうだ。強い電動ドリルを持って来年の探検に期待である!

(川崎 記)

注意!
豆焼沢・瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。