弓射塚氷穴ファンケイビング

2020年3月29日、山梨県南都留郡鳴沢村にある弓射塚氷穴に行ってきました。メンバーは濱田、臼倉、米川、林田の4名。
当日の天気予報は雪でしたが、天候不順でしばらく活動できていなかったことと、弓射塚氷穴はアプローチがそう遠くないことから決行する運びとなりました。

ふじてんリゾート以降は通行止めとなっていたため、車を停めて雪の降る中を歩きます。雪が15cmほど積もっていたものの、車道と登山道なので歩きやすく、ふじてんリゾートから30分ほどで弓射塚氷穴に到着しました。

雪の中を歩く

弓射塚氷穴は氷瀑がある竪穴のため、アイゼンを装備してSRTで降下します。支点のセットから降下まで、アイゼンでロープを傷つけてしまわないよう、十分に気を遣います。
洞口を下から見ると穴から降り注ぐ雪が綺麗で、とても神秘的でした。

アイゼン装備でのSRT

洞口直下、 「ケイビング入門とガイド」P.181の洞内図に記載されている(3)の氷瀑は泥や木くずが混じった状態で、テラスに繋がるルートは完全に塞がっていました。
下層にあるはずの綺麗な氷瀑を見ることは、残念ながら叶いませんでした。

洞口直下の氷爆

氷は分厚く、夏になっても溶けているかどうかわからないほどのものでした。今度は暖かい季節に様子を見に行く必要があります。

帰路は予報通り天候が回復し、雪の樹海歩きを楽しみました。

雪の樹海

これまで天候不順の場合は活動を延期することが多かったのですが、今回の活動を通じてしっかりとした装備をすれば問題なくケイビングできることを実感しました。

溶岩洞はまだまだ未発見のものも多く、今度は新洞探索にも行ってみたいと思います。

(林田 記)