青岩鍾乳洞練習ケイビング

 2000年8月12日(土)~13日(土)。山梨県北都留郡丹波山村の青岩鍾乳洞で練習ケイビングを行う。なお、今回の青岩鍾乳洞練習ケイビングは亀戸ケイビングクラブ、東京学芸大学冒険探検部、東京探検クラブとの合同ケイビングだった。PCCからの参加は内山、大喜多、小野の3名。
 12日の夕方、奥多摩駅前に参加者全員が集合し、17:30には三条の湯駐車場に到着した。
 まず、駐車場にテントを設営した。台風が接近していたため、暴風雨になったとき、すぐに撤収できるようにするため、キャンプ場(荷物を担いで山道を約30分歩くことになる)ではなく、駐車場で野営することにした。ほかに車がなく、テントを設営するスペースが十分あったことと、小野の車に水が20リットルあり、水場の問題が解決したからである。
 テントの設営後、三条の湯山小屋にお土産を持って挨拶に上がった。三条の湯山小屋には電話がなかったので、林道下の旅館から在京連絡人に活動開始の旨の電話をした。その後、レトルトカレーの夕食をとり、酒を飲みつつ歓談して、23:00に就寝した。
 なお、放送時間の度に天気予報を聞き、台風情報に注意した。天気予報によると、台風の最接近の時間帯は13日夜とのことであった。翌日の天候次第で入洞するべきか中止すべきか判断することにした。
 8月13日、6:00に起床。雨は小降りだった。朝の天気予報により、台風の影響は少ないと判断し、入洞を決行する。8:30に駐車場を出発し、三条の湯小屋を経由して10:00に青岩鍾乳洞に到着した。途中に数カ所ある木の橋は修繕されていた。
 10:30、入洞を開始する。30分ほどで大広間にたどり着いたが、洞窟内の水量は増水していなかった。さらに30分かけて青岩氷河に到着。そして、すぐにメルヘンランドへ上がった。美しい鍾乳石を見学後、青岩氷河を経て大広間まで戻り、白亜の間に向かう。そして、14:30に出洞した。天気は悪化しておらず、相変わらず弱い雨のままであった。
 洞内では、やや古いグアノが所々に点在していたのみで、コウモリを見ることはできなかった。そのかわりヤスデを3匹見つけた。その付近にグアノなど有機物は見られなかった。
 15:30、駐車場に到着。在京連絡人に活動終了を連絡し、帰途、もえぎの湯に寄った。駐車場には満車の表示があったが、入ることができた。19:00、もえぎの湯駐車場にて解散した。
(小野 記)