洞爺湖よ 君の伝説を語れ

●著者
 若桜木虔
 (わかさきけん)

●出版社
 株式会社 集英社
 集英社文庫
 コバルト・シリーズ

●判型
 文庫

●定価
 本体260円+税

●発行日
 1981年12月15日

●ISBNコード
 4-08-610461-X

●お薦め度
 ★★

●入手困難度
 ★★★

●内容
 ドライブの帰りに交通事故に遭った成之と智子。驚いたことに相手の運転者は、真っ黒こげの死体だった!? 現場に転がっていたのは大粒のルビー!! やがて宝石鑑定士の八木一家や捜査担当刑事たちが次々に黒こげ死体となって発見される。事件の鍵を握るらしい成之の大学のUFO研究会の連中は北海道へ行ったまま。彼らの動静を探っていた成之と智子は、隠された財宝の秘密を知る……。
 北海道の洞爺湖に巨大な鍾乳洞があり、そのなかを財宝を求めて探検するシーンがあり。洞口付近が熔岩洞で、奥の方が鍾乳洞という、すごい洞窟だ! 話の設定では大鍾乳洞があったところに火山が噴火して熔岩洞もできたことになっている。
 先に紹介した「一緒にアクシア」といい、この作者、洞窟好きなのかもしれない。