八つ墓村

●著者
 横溝正史
 (よこみぞせいし)

●出版社
 株式会社 角川書店
 角川文庫

●判型
 文庫

●定価
 本体738円+税

●発行日
 1996年9月25日

●ISBNコード
 4-04-130401-6

●お薦め度
 ★★

●入手困難度
 ☆

●内容
 戦国のころ、とある村で黄金に目の眩んだ村人たちが8人の落ち武者を惨殺した。その後、奇怪な事件が連続して起き、恐怖のどん底にたたき込まれた村人たちは8人の落ち武者の墓を建て、明神として崇めることに。それ以来、その村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。そして、昭和20年代。再び、村で陰惨な連続殺人が起きる。村人たちは都会から戻った若者を元凶とと思いこみ、暴徒と化す。若者は村の娘とともに、村の地下に広がる鍾乳洞に逃げ込む。そこで村に伝わる財宝伝説の真実に迫っていく……。
 鍾乳洞でのロマンスと宝探しがメインの冒険推理小説。映画にもなり、各地の観光洞が映画のロケに使われたことは有名な話だ。