大血川洞窟探索/調査ケイビング

 1985年10月20日(日)。曇り。埼玉県秩父郡大滝村の大血川で第13次洞窟探索及び調査ケイビングを行う。
 まず、荒川の本流沿いに太陽寺入口バス停付近より下流に向かって200m程の範囲で探索を行った。しかし、これといった成果は得られなかった。そこで本流沿いは諦め、右岸側の南東に向かう支流を登ってみることにした。その沢は横岩沢と平行して流れているので、地理的には期待を持てたのであるが、石灰岩体は確認できなかった。
 午後からは太陽寺入口バス停から林道を3分程入った所にある採石所事務所の横に開口する小洞窟で洞内探査を行った。予想以上の規模で、つらら石や石筍、石柱などの二次生成物も見られた。本格的な探検及び、測量が必要な洞窟である。
(芦田 記)