瀧谷洞探検ケイビング

PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート探索、ルート確認、特に悪魔のクラック上の登攀と3D測量を目的として2025年9月19日(金)〜21日(日)瀧谷洞にて、ケイビングを行った。

メンバーは、L林田、SL今野、臼倉、池野、小竹、田島の6名。

今回は前回活動と同じく金曜夜23時頃から出発し、ABC近くで一泊、翌朝活動開始というスケジュールとした。夜は雨予報だったため、ハンモック組は河原泊、地べた組はABC泊とした。

朝10時頃に活動開始し、11時半に第一洞口から入洞。最初のホールのSRTが壁付きで通過に時間がかかっていたため、ワイヤーラダー+左右ロープの綱渡り形式へ変更した。中間支点をとることでラダーの揺れを抑制し、比較的安定して登れるようにした。これにより通過時間を1人1〜3分程度に短縮することができた。

その間に小竹は奥の院、男石、女石を3D測量した。

途中、朽ちて一部が壊れていた木の三段梯子を撤去しつつメインルートを進み、大聖堂へ。爆光ライトで大空間を照らし、フォトグラメトリのための写真撮影を行った。

その後悪魔のクラック方面へ。小竹、今野は測量組として、大斜道〜頂上ホール〜玄室の間〜風の迷宮を3D測量した。

林田は臼倉にビレイしてもらいながら、悪魔のクラック上部の登攀に挑戦した。脆い岩や堆積した砂に四苦八苦しながら、2時間かけてチョックストーン上まで辿り着いたところでタイムアップ。次回のアタックのためにボルトを打ち、ロープを残置した(10mm50m✗2本)。

さらに上部もクラック状ではあるが、だんだんと幅が狭くなっているため、今後は人が入れる隙間を探しながらの登攀となる。少なくとも現在見えている範囲で、人が通れる箇所は無さそうに見える。ただし、チョックストーンから見て洞口方面の天井が岩に隠れて見えないため、次はその上を目指したい。なお、壁は脆い箇所もあるものの、ボルトを打てる場所は探せばありそうだった。

測量組は体力を浪費してしまったようで、池野も一緒にそのまま上の洞口から出洞することにした。

残る臼倉、田島、林田は最初のホールを降下し、無限チムニーから獣骨ホールへ降りるための50mロープを回収(ロープ痛みのため)、それを使ってコの字ホール〜メインシャフトへ至るエスケープルートを確保した。

さらに、メインシャフト上のビレイ用ロープ追加、獣骨ホールのチロリアンブリッジ解体を済ませ、獣骨ホールテラスから降下するためのSRTロープを交換するなど、実に有意義な活動ができた。チロリアンブリッジとして残置していた多数の個人用装備も回収できてよかった。

後続組の出洞は21時半。実に10時間の長丁場であった。
出洞に際して心配していた雨もそこまで酷くなく、それぞれ翌朝までABC、沢にてぐっすりであった。

翌日の下山ではいくつかのABC残置物も撤去することができ、残置物完全撤去に一歩近づくことができた。

(林田 記)

注意!
瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。