2025年6月1日(日)に埼玉県秩父市にある「大血川新洞」にてケイビングを行いました。
参加メンバー4名
L臼倉、SL川崎、星宮、大塚
10時ごろ集合場所に到着しました。10時半には星宮が合流し、装備を整えて洞口までの移動を開始しました。
林道はゆるやかな登りが続き、道中には薮が茂っている箇所も多く、ところどころで蜘蛛の巣との格闘がありました。
11時ごろに洞口に到着し、昼食をとりながらしばし休憩しました。12時にはつなぎに着替え、いざ入洞を開始しました。私はこれが初めての匍匐前進だったため、序盤はなかなか要領が掴めず苦戦しました。
やや広い空間に出ると、天井から地面まで伸びた太い石柱が現れました。フォトスポットとして知られているとのことで、各々記念撮影を行いました。
その後も洞内を奥へと進みましたが、前日の降雨の影響か水量が多く、私は特に苦労しました。つなぎの中に水が入り込み、うまく進むことができず、水中でもがいてしまいました。なんとか息継ぎをしながら前へ進むうちに、防水バッグに入れて首から下げていたスマートフォン(iPhone 15)が無くなっていることに気づきました。この状況では見つからないと判断し、気持ちを切り替えて探索に集中することにしました。
洞内を流れる水はとても澄んでおり、ライトの光を受けて美しく輝いて見えました。鍾乳石が連なるエリアでは、体をぶつけて折ってしまわないよう慎重に進みました。地面は粘土質で、匍匐前進しても腕や膝に優しく助かりました。
さらに奥へ進めそうな空間はありましたが、体の冷えが気になっていたこと、またリーダーの臼倉さんから「そろそろ上がったほうがいいかもしれない」と声をかけていただいたこともあり、私は早めに撤退することにしました。実際、この判断は正解だったと思います。外に出たとき、体がかなり冷えていたことに気づき、しばらくの間震えが止まりませんでした。この日は曇天で、予報よりも気温が上がらなかったことも影響していたようです。
13時半ごろには川崎さんと星宮さんも出洞し、無事に全員が地上で合流しました。着替えを済ませてから来た道を戻り、14時半ごろに車に到着して活動を終了しました。
初めての洞窟探索は、幻想的な光景に満ちていて非常に印象的でした。一方で、寒さ対策の重要性を痛感した活動でもありました。今後は必要な装備を買い足して、次回の活動に備えたいと思います。





(大塚 記)