●著者
小林久三
(こばやしきゅうぞう)
●出版社
株式会社 角川書店
角川文庫
●判型
文庫
●定価
本体420円+税
●発行日
1977年10月30日
●ISBNコード
4-04-143804-7
●お薦め度
★
●入手困難度
★★★★
●内容
山陰の山中を車で移動する報道カメラマン小仲は深夜、林道沿いに多くの動物の死骸を見かける。山道を抜けて穴滅鬼村に出ると、得体の知れない黒い布袋が散乱しており、本能的にカメラを向ける小仲。そこへ白い防護服を着た謎の男たちが現れ、小仲に銃を向ける。とっさ、男たちを車ではね飛ばして逃げた小仲は警官をひき逃げした凶悪犯として指名手配されてしまう。小仲は女性新聞記者紀江子にかくまわれて、穴滅鬼の鍾乳洞に逃げこむ。
推理小説界の鬼才が挑んだ長編伝奇ミステリーの傑作。