PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート整備、ルート確認を目的として2022年10月2日、埼玉県にある 「瀧谷洞」にて、ケイビングを行いました。
残っている活動記録によると「上の大滝ホール」へは2000年11月以来、人が入っておらず22年振りの活動となる?
参加メンバー 4名
L 濱田、SL 林田、SL内田 、SL 臼倉
5時 起床。
6時 出発。
朝は気温10度ほどまで下がった。
7時30分 ABC下の河原着。
また少しABC下が崩れていた。
河原で装備を整え出発。
8時30分 第一洞口着。
8時45分 入洞。
ハシゴを撤去した際、上部に残ってしまったハリガネ。濱田が外し、良い支点だったのでそこにSRTの支点を作る。
9時45分 大聖堂着。
ここから濱田が先行し、トラバースラインを引いて行く。
50mロープを使用。
30年ちかく前に打たれたものだろうか?
出だしから錆びたリングボルトに怪しいスリング、錆びたRCCボルト…。
大きな岩で支点を取ってからリングボルト、RCCボルトにも支点を取る。
(帰りに気付いたがボルトを一つ見つけた。)
更に岩で支点を取り、ナイフリッジの岩を乗り越す。
林田、臼倉と続きナイフリッジの上で待機。両サイドが深いクラックで、下は激流の川になっている。
ここの岩は薄く一部は動いて剥がれそう。(結局、帰りに大きく剥がれ落ちた)
ナイフリッジ先はRCCボルトがあり支点を取る。
その先はリングボルトに支点を取る。アブミもかけた。1.5mのアブミでは足りず、長めのスリングを足し、さらにSRTを併用することにした。
数m下降したら、下まで降り切らず、真横にトラバースしてテラスに上がる。
ここはさすがにロープに頼るのでリングボルトでは怖すぎる。
ボルトを打つ必要がある。
ここのテラスはリングボルト、RCCボルト、ボルトとたくさん打ってある。ボルトも20年以上前に打たれたものか、使えないものもあったが、頑丈に支点を取る。
このテラスから一気に冷える。
斜め下にチムニー移動をするように下降して行く。下に行くと幅が広くなる。
上の大滝の下に到着。
30mの滝は大迫力で圧巻である。
この滝は上の大滝、斜め滝、下の大滝と繋がる3段約55mの滝。
瀧谷洞は本当に凄い!
水量たっぷりで、水飛沫が凄く体がすぐに冷える。レインなどの防水装備は必須である。
ここは気温8度、水温6度と言われている。
20年以上前、30年ほど?
はるか昔に付けられたラダーは錆びている。
SRTロープもさすがに使えない。
上の大滝はいずれ登りたいと思っているので、どうやったら攻略出来るのか、しばしルートを検討するも、やはり最大のネックは激しく濡れて寒いと言う事…。
上の大滝から斜め滝へと続く水流沿いも行ってみたい。
名残惜しいが帰路へ。
ロープ回収は林田がおこなう。
12時30分 出洞。
13時 河原着。
川で洗濯。
15時 下山。
注意!
瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。
(臼倉 記)