豆焼沢・瀧谷洞探検ケイビング

PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート整備、ルート確認を目的として2024年6月1日(土)〜2日(日)埼玉県豆焼沢にある 「瀧谷洞」にて、ケイビングを行った。

メンバーは、L濱田、SL白石、飯島の3名。待望の臼倉の復帰戦は延期となった。

1日17時30分に入洞し、まずは大聖堂を目指す。

メインルートにはカビの菌糸のようなものは依然としてあったが前回活動時より匂いがましになっていた。前回、三つ子石あたりで道迷いしオバQ石までループしてしまったが今回は迷わずに大聖堂までたどり着くことができた。

放水路、ホワイトプリズンを経由し、Mルート方面へ。前回活動時にMルート入口に打ったボルトに支点を取り、Mルートとは反対方向に5メートルほどSRTで下降して白雪の間へ。白雪の池はこじんまりとしたプールでかわいらしい小池だった。白雪の池の左手方向を進むとさらに下降できそうな空間があった。水流の音が大きく、-2の小滝あたりと合流するのだろうか?などと話していたが実際はわからない。

Mルートまで戻り、飯島が初の洞内リギング!揺れる階段を下りた地点で支点を確保してもらい、濱田、白石と続きロープを回収した。ひょうたん池を探しに-2の小滝手前の左手の支洞に濱田が確認に入ったが、明確なルートがわからなかったため引き返した。さらに水無しの井戸方面に進む。

水無しの井戸上のSRT下降後、水無しの井戸の探検のためにナチュプロとボルトで支点を確保して40mロープを準備した。水無しの井戸上からSRTで降りた地点からさらに真下に降りる。

5mほど降りたところでテラスになり、さらに25mほど真下に降りるとホールにたどり着いた。さらに進行方向側には20~25mほどの縦穴が続き、その下には水が流れているのが見えた。水の音もおおきく、概略図じょうでは-6の小滝のほうへつながるのではないか、と期待が高まる。さらに下降するには支点をとれるような岩がなくボルト打ちが必要だが、下に降りた時点で23時30分を回っていたためそれ以上の探検はあきらめて順番に登り返した。

3人で降りたホールは概略図Ver5.11には載っていない未測量のエリアのようで、以前に濱田がルート確認をした概略図Ver5.11に載っている測量済みの水無しの井戸とは違ったようだった。登り返したあと、進行方向と反対側(-2の小滝の方面)に濱田が見にいき、そのルートが測量済みのエリアに伸びるルートであることを確認した。次回はどちらのルートも確認したい。測量済みエリアのほうは濡れない(本当に水無し!)ので先にそちらを除いてから下のエリアに行ったほうがよさそうである。ロープは40m、30m各一本以上持参すること。

水無しの井戸エリアを後にして出洞に向かう。前回迷ったメインシャフト手前の地点は迷わずチューブ状の滑り台をしたに降りて、メインシャフトへ出ることができた。白石のみ処女の池へ上り返し、水位を確認した。処女の池の水位は2週間前より10-20cm程度さらに上昇していた。

夜中の2時半に出洞し、沢泊ののち下山した。未測量の水無しの井戸下のエリアの探検の続きがとても楽しみだ!!-6の小滝、登竜門の滝を通って第三洞口までいけるのだろうか。

(白石 記)

注意!
豆焼沢・瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。