レスキュー訓練

PCCではレスキュー訓練を目的として、5月12日(日) 4名(濱田、川野、伊野尾、臼倉)で活動を行いました。

まずは、ロープを張り、レスキューシート、ビバークツェルト、両方でのサバイバルポイントの設置をおこないました。
エアマットの代わりにロープを敷き、その上にロープバックなどを敷いて、実際に横になってみると、地面の冷たさを感じず割と快適でした。

洞内で怪我人を背負っての搬送は、ロープを使う方法もありますが、スリングを使った方法を実践してみました。
背負う側は両手があくので良いのですが、怪我人のももにスリングがくいこみ痛いので、タオルなどを使い工夫が必要です。
また怪我人の腕が離れ上半身が後ろに倒れないように、チェストハーネスを作ってみたりと、スリングを使いいろいろ試してみましたが、背負う側が痛かったり、まだ改良が必要です。

洞内には樽木を残置している場合もあるので、今回は樽木と上着を使い簡易タンカを作ってみました。
タンカを持つ側も、怪我人役の寝心地も、お互いに良かったです。樽木にロープを巻く方法もあるので、また次回やってみたいです。

あとはビバークでの装備の確認。
応急処置、傷口の洗浄、止血方法や三角巾の使い方などを確認しました。

傷口の洗浄用に、ペットボトルのフタに穴をあけた物を救急セットの中に入れておくのも、良いアイディアだなと思いました。
丸い小さなロウソクも、数時間もつし、多少は暖かくなるので、必ず荷物に入れておくと良いようです。

搬送する側、される側をやってみてると問題点もあり、また実際は急斜面だったりすると、レスキューの難しさも再認識しましたが、今回このような講習が出来、学ぶ事が多く良い機会になりました。

臼倉