軽水風穴SRT練習

SRT練習を目的として、2021年6月5日(土曜日)富士山麓の鳴沢村にある軽水風穴にてケイビングを行いました。
参加者は林田、臼倉、川崎、濱田、桑原、飯島、神澤。軽水風穴到着後、SRT練習グループ(後者4名)、軽水風穴ファンケイビンググループ(前者3名)に別れて活動しました。
SRT練習グループは濱田リーダーのもと、ほぼ初心者の3名がSRT装備の装着方法、各種ギア類の使い方やフロッグシステムについて説明を受け、先ずは約6m壁伝いでのSRT実践練習を行いました。

説明を聞いているだけでも大概でしたが、実践するとなると思いと動きがこんがらがってまぁ時間のかかること!それでも濱田リーダーに根気よく指導して頂き、なんとかかんとか地底世界に辿り着きました。

ライトだけが頼りの真っ暗な世界、水滴の音が鋭く響く静謐な空気、進むにつれて周りの石の表情がコロコロ変わる不思議な洞内をおよそ420m!!途中で溶岩の上を匍匐前進する場面もあり、地上と全く異なる世界に、本当に帰れるんだろうか???と妄想も膨らんでしまいまくりで大興奮でした。

最後は第二洞からロープを下ろしてのSRT訓練。林田氏に「自分のできる最大スピードで」と鼓舞され、アワアワしながら地上に戻りました。地上では林田氏から個別に問題点と改善のためのレクチャーを受け、訓練終了となりました。因みに筆者はスタート前の手元の整理、次の動きを想定して今どう動くべきかを決める事の重要性を指摘されました。

濱田リーダーのじっくり優しい指導と、林田氏のスパルタぶりの緩急が絶妙にデザインされた実りある訓練でした。
帰りの道中では早く次の洞窟に!!と盛り上がり、ほぼ初心者の3名は、すっかり洞窟中毒に仕上がっておりました。

(神澤 記)