1.活動日程
1999年11月20日(土)
2.参加者(敬称略)
芦田、飯田(立正大探検部)、伊藤、大喜多、廣瀬、山西の計6名。
3.活動内容
仏石山の竪穴では、山西がリギングし、飯田とともに測量を行った。
その結果、斜洞部が約2m・深さが約7m・直径2~3mの井戸状のシャフトで横穴はないと判明した。洞床は泥が詰まっていたので、実際にはもっと深いかも知れない。洞壁には、真白いフローストーンがあった。洞床には朽ちたロープやビンのかけらなどが落ちていたので、以前に誰かが入洞していたようである。洞床には、小さな獣骨(頭蓋骨など)も落ちていた。
並行して付近の洞窟探索を行ったが、新洞を発見することはできなかった。
測量終了後、SRTによる竪穴降下およびラダーによる登高の練習を行った。また、一部のメンバーで仏石山鍾乳洞を観光ケイビングした。
仏石山鍾乳洞は総延長117mの小規模な洞窟で、巨大な石柱や石筍とわずかな水流がある。内部はあまりきれいではないが、支洞が迷路状になっているので結構おもしろい。また、洞口付近はフリークライミングのゲレンデになっているようで、あちこちにボルトが打ってあった。洞口のすぐ右に高さ約10mの垂直な支洞があり、人工登攀できれば、新支洞が発見できるかも知れない。
そのあと、仏石山付近の中津川沿いで洞窟探索を行い、小規模な横穴(5~15m程度)を5本発見した。これらは、天井が低く曲がりくねっていて、匍匐で進むような穴であった。
当初は、この後に石舟沢鍾乳洞で測量を行う予定であったが、準備ができなかったため延期となった。
神流川出合い付近まで車で移動し、洞窟探索を行ったが、新洞を発見することはできなかった。
このあと神流川貫通洞で練習ケイビングおよび予備測量ケイビングを行った。神流川貫通洞は、以前は立って歩けるような洞窟だったが、8月の豪雨による影響でかなり埋まっており、匍匐しないと進めない個所もあった。
神流川貫通洞を出て車に戻り、着替えた後、解散した。
(大喜多 記)