大血川洞窟探索

 1985年3月10日(日)。晴れ。埼玉県秩父郡大滝村大血川で第10次洞窟探索を行う。参加者は芦田、廣瀬、深田の3名。
 まず、前回、双眼鏡で確認した横岩沢一つ上流の沢の洞口を調査した。結局、二つの洞口を持つ全長4mの小穴であった(『メガネ穴』と命名)。次に、もう一つ上流の沢を探索。ここで意外にも小カルスト地形を確認。調査の結果、20mの穴を2本、3mの穴を1本発見した。とくに前者は、つらら石、カーテンなど二次生成物も存在する。そして、なんと洞内でタヌキと遭遇。写真撮影に成功した(『五郎狸の穴』と命名)。この地域は再探索の必要性があると思われる。
(深田 記)