美山町プロジェクト参加

岐阜県山県郡美山町で美山町プロジェクトの活動が2000年6月17日(土)~19日(月)に行われ、僕は17日(土)~18日(日)まで参加した。メンバーは関東から9名が参加した。
 今回の活動目的は、去年の11月に発見して正月に測量調査した美杉洞の最終測量と3月の調査で発見された峰山の南面にある洞口の再調査、それと北山の山頂付近にある洞口の調査。これは美山町プロジェクトがいつも小屋を借りてお世話になっている村井氏の案内によるものだった。
 結果は、峰山南面の洞窟はディギングを行ったが、もろい竪穴で、土砂で埋まる危険性があるため6m程度下りた地点で断念した。他に2箇所の洞窟、いずれも6m程度の竪穴の測量を行った。
 北山の洞口はいずれも竪穴で、山頂付近のものは深さ8mほど降りた所で、チョックストーンに阻まれて進めなかった。直径50~100cm程度の狭い竪穴のためディギングも簡単には出来なかった。もうひとつの洞窟は標高750m、美杉洞から南に100mほどトラバースした地点にあった。これは深さ4mほどで土砂に埋もれていた。
 美杉洞は測量中に未探検の支洞が発見され、最後まで終了しなかった。また、上層部にも支洞が発見され、50mほど探検したが、時間切れで引き返した。狭いが気流が感じられ、まだ伸びる可能性がある。
 梅雨の時期と言うこともあり、ヒルに悩まされた。多い者では5、6か所もヒルに血を吸われていた。
(山西 記)