1999年9月12日に群馬県甘楽郡下仁田町の下郷鍾乳洞に行ってきたので簡単に報告します。参加者は小山と大喜多さんでした。
下郷鍾乳洞は30分ほど登山道を登ったところにありました。第1洞は狭い場所もなく、ほとんど立って歩けます。二次生成物はフローストーンやリムストーンがありました。
第2洞は入口直後が少し天井が低いですが、あとは小ホールで立って歩けます。洞内には大量のコウモリがいました。二次生成物は、石柱がありました。
第3洞は洞口より水が流れ出ていました。洞内は全体的に狭く、水流の上を腕立てで進んでいく形になります。支洞はたくさんありますが、ほとんど主洞のバイパスルートのようです。ガイドロープが引いてあったので、たどって行ったところ、最奥部にたどりつけました。最奥部は土砂で埋まっていましたが、風の流れがあったのでディギングが可能かもしれません。
周りの状況は下郷鍾乳洞前は伏流していました。対岸には大きな石灰岩の壁がありました。
洞窟のおもしろさとしては、第1洞と第2洞は尾須沢鍾乳洞レベル、第3洞は不老鍾乳洞レベルといった感じです。
あと時間があまったので、長野県南佐久郡臼田町川原の広川原鍾乳洞群の本穴、七宝穴、竜王穴に行きました。竜王穴の下層部に埋没した支洞があり、土砂の隙間から奥に空間があることがわかったのでディギングして突破してみました。空間は6メートルくらいでしたが、測量図にも載っていなかったので新支洞かもしれません。
(小山 記)