山口ケイビングクラブ秋吉台ケイビング集会参加

 1998年8月22日(土)~23日(日)、第19回 秋吉台ケイビング集会(山ケイ)に参加した。PCCからの参加者は辻の1名。
 1年ぶりの秋吉、何度来てもいい所だ。いかにもカルスト!! 久しぶりに再会する西日本のケイバーと雑談を交わしていると受付開始の10時となる。簡単な話の後、7っ位の班に分け希望者を募るので上級班秋吉鷹ヶ穴に行く事にした。測図を見ると、洞口からいきなりストレートに竪50m程で洞内もそれ程大きくないようだが『鷹ヶ穴』っと名が付く位だから鷹ヶ穴に負けない位スゴイ所かっと期待をわかす。
 洞口到着、懸垂で降り出すがなかなか着かない「帰りコレ、ラダーで登り返すのか……。大変だな~~~」っと頭を過ぎる。洞床に着いて見ると内は思っていた程広くはない。一巡して見るとたしかに奥には鍾乳石は結構あったが、マァ並の洞窟かな……って感じでした。さぁ いよいよ地獄のラダー登り返し……。コレについてはただただツライっとしか言いようが有りません。この洞窟についてはひたすらキツイっと言う印象が強いです。
 鷹ヶ穴と秋吉鷹ヶ穴、名前は似てるがエライ違いだ……。博物館に帰ったあと後藤さんに「30すぎたら、あんなもんやるもんじゃないですょ」っと笑われ「30超えたらSRTですょ」っといわれたが、……ん アレはどう言う意味なんだろ……。30才すぎたらラダー45mなんてやるなっと言う意味だろうか、それとも30m超えたらSRTにしろっと言う意味だろうか?? どっちだろ??
 初日のラダーに懲りたので2日目はらくちん横穴にしようと、入見北吸込穴に行く事にした。洞口は少し薮に覆われ沢の中そのツタ状の植物のトンネルを通る、ちょっと幻想的な雰囲気でモスラでも出てきそうな感じ。私好きです、あ~ゆ~の。入洞するといきなり水中匍匐が有りそれを抜けるとキャニオンが続き、やがて広い場所に出る。
 さらに進と2~3mののっこしが有るのだが、かなり泥がつもってる。大分長い間人が入って無ようだ。初め地元山大の人達が挑戦するがズルズル滑って登れない。そこで自分がやってみると結構簡単に登れたが、その後、皆が長い間挑戦するが、登れず結局大分泥をとって足場を作って登った。どうもズルズルヌメヌメ対する感覚が我々とは少し違うようだ。
 その先にちょっとした岩場が有り、マァたいした所ではないのだが、一回生にはちょっとキツイかなぁといった感じの所で、実はこの時のメンバーは11人っと大所帯で、ここでも結構待ち時間が長かったのだが、このメンバー、自分以外は全員綿ツナギ。しかも洞口で濡れていたので待ち時間の間、みんな、寒い寒いの連発。しかし、自分は寒いと感じ無かったので「この俺が寒いっと思わないだから、やっぱケイビングスーツってスゴイだなぁ~~」っとあらためて実感。
 一旦登った後、こんどはクライムダウン。そして、狭い場所を匍匐で抜けると、かなり広い空間に出る。前日の名前だけの秋吉鷹ヶ穴とは大違いだ。そして、さっきのクライムダウンの所に戻り、狭い場所を抜けると、ちょっと楽しいチムニーのクライムダウン。ここでも大分時間待ち。降りた所が最初のズルズルの所だ。この穴は遊び心を満足させてくれる楽しい穴だ。
 おもいっきりケイビングを楽しんだ後、湯田温泉で汗を流し家路に向かう。
(辻 記)