洞穴から生物学へ

●著者
 吉井良三
 (よしいりょうぞう)

●出版社
 日本放送出版協会
 NHKブックス125

●判型
 

●定価
 600円

●発行日
 1970年9月20日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★★

●内容
 洞穴性トビムシを求めて探検した地底の多彩な世界を紹介。前著の「洞穴学ことはじめ」よりはケイビングについて、ページを多く割いて、愛知県豊橋市にある嵩山(すせ)の蛇穴(じゃあな)を例に出して、洞穴までの行き方、ケイビングの仕方などを解説している。
 この本も入手は非常に困難である。根気よく古書店を巡ってほしい。
 じつは、この本はPCCにとっては、非常に重要な本である。この本がなければ、現在、PCCは存在しなかったといっても過言ではない。
 PCC創設会員の1人が、この本に触発され、友人を誘って、嵩山の蛇穴に行かなければ、その後、PCCは誕生しなかったはずである。つまり、PCCの記念すべき第1回ケイビングは嵩山の蛇穴だったのである。