ジパング少年 13

●著者
 いわしげ孝
 (いわしげたかし)

●出版社
 株式会社 小学館
 ビッグコミックス

●判型
 B6判

●定価
 本体485円+税

●発行日
 1992年3月1日

●ISBNコード
 4-09-182663-6

●お薦め度
 ★★

●入手困難度
 ★

●内容
 日々の生活と普通の日本人であることに違和感を持った高校生・柴田ハルは日本を飛び出して南米・ペルーに渡る。幾多の冒険を乗り越え、新しい仲間を作り、しだいに自分を見いだしていくハル。インカ帝国の黄金伝説に魅入られたハルは仲間たちとともにビトコスの黄金を求めて「黄金の蛇」のレリーフがある洞穴の地下川を筏で進む。だが、ハルは激流の先に続く洞内滝で仲間とはぐれ、独りぼっちになってしまう。死を覚悟するハルだったが、コウモリを食べて生きのびる。そして、コウモリが洞外でエサを捕ることを思い出したハルはコウモリを追って、洞外に脱出することに成功する……。
 第13巻は洞穴脱出編というところ。コウモリの生態などは本の知識でもわかるが、洞口が近づくと風に草木の匂いがするというのは本の知識ではわからない。実体験せずに、こういう表現ができたとしたら、この作者のイマジネーションはすごい!!