瀧谷洞探検ケイビング

PCCでは、瀧谷洞研究のための3D測量を目的として、2026年4月18日〜19日にかけて埼玉県の瀧谷洞にてケイビングを実施した。
参加者は川崎、星宮、亀田、松尾、飯島の5名である。
本活動は、土曜朝の集合後に入洞し、沢泊を経て翌日下山する行程とした。

11時に沢泊予定地の河原へ到着し、12時に第一洞口より入洞した。今回は亀田および松尾が大聖堂を未見であったため、まず同地点へ向かい、その後引き返したうえで、「最初のホール―白銀柱ホール―Iルート―白銀柱ホール―最初のホール―無限チムニー方面―最初のホール―コ字ホール―メインシャフト―獣骨ホール―第三洞口出洞」のルートで行動する計画とした。慎重にラダーを通過し大聖堂へ到達後、各メンバーの撮影を行った。大聖堂は広大かつ荘厳な空間であり、洞窟特有の神秘性を強く感じさせる場所であった。
その後、最初のホールへ移動し、川崎および亀田が3D測量を実施する一方、星宮、松尾、飯島は周辺の探索を行った。近隣にはメクラチビゴミムシやツチカニムシなど洞窟特有の生物が確認された。

探索中、概略図で破線となっており行き止まりと思われていた、無限チムニーへ続く支洞上部の穴を星宮が探索し、支洞を発見した。奥部へ続いている可能性があったため、全員で進入を試みた。内部には辛うじて通過可能な狭隘部が存在し、星宮が先行して突破、続いて他のメンバーも通過した。
その先には、ムーンミルクに覆われた延長約30mの狭洞が続いており、複数の分岐とループ構造が確認された。その後の確認により本洞は新支洞であると判断された。ムーンミルクが豊富に発達し、チョコレート状の泥が滑り台状に堆積している特徴から、本支洞は「ショコラスライド」と命名された。匍匐前進を続けるうちに全身が泥まみれとなる独特な体験となった。
最深部には地下水の滞留が確認され、その先の延長は認められなかったが、堆積物の除去によりさらなる進展の可能性が示唆された。

最後に川崎、亀田にて本支洞の測量を実施した。新支洞の調査に時間を要したことに加え、体温低下が認められるメンバーもいたため、当初計画を変更し、19時30分頃に第一洞口より出洞した。その後河原へ戻り沢泊を行った。

翌早朝下山を開始し、13時頃に活動を終了した。広大な空間が広がる瀧谷洞において、新たな狭隘支洞を発見できたことは大きな成果であり、極めて充実した活動となった。今後も瀧谷洞のさらなる解明に向け、継続的に調査を進めていく予定である。

(松尾 記)

注意!
瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。