PCCでは、瀧谷洞研究のためのルート探索、ルート確認、特に第二スカイラインおよび2024年10月の活動で発見したホワイトヘブンズの探検を目的として2025年10月18日(土)〜19日(日)瀧谷洞にて、ケイビングを行った。
参加者は、L 林田、臼倉、今野、白石、星宮の5名。
星宮は今回が初の瀧谷洞活動だったが、流石は元歩荷、難なくアプローチを完了し、13:30に第一洞口から入洞した。いくつかの”映え”ポイントで星宮の写真を撮りつつ、第二スカイラインへと向かう。


第二スカイラインへの入口は少し登りづらいため、お助けロープを設置して上へと向かう。しばらく登った先がホワイトヘブンズ。鍾乳石が多く、また圧巻の白さだった。



前回、ホワイトヘブンズから降りられそうな空間を見つけていたが、今回ロープで降りてみたところ第二スカイラインへと到達した。そのため第二スカイライン下部には新しい空間が無いことがわかった。
一方で、ホワイトヘブンズから上へと登っていけそうな箇所があった。白い壁をなるべく汚さないように、また貴重な鍾乳石を折らないように気をつけながら、林田がリード、星宮がビレイヤーで登攀した。すると、また白い鍾乳石だらけのホールを発見した。そこから更に一段登れるルートも開拓し、最終的に縦に並ぶ2つのホールを新発見することができた。(これらの空間をひっくるめてホワイトヘブンズという整理)



一番上のホールの天井には、少し風は感じるが人間が入っていけない隙間があり(狭洞かつ鍾乳石多数のためディギングも不可)、これで第二スカイライン〜ホワイトヘブンズの全貌が明らかになった。
今回の探検で、瀧谷洞の高低差をさらに更新することができたはずである。次回以降の3D測量のため、最上部へ至るまでのロープは残置した。
帰りは最初のホールからコの字ホールへ降り、メインシャフトから獣骨ホールへ抜けて下層へ。途中、獣骨ホールに残置してあったハンガーを回収しつつ、轟川沿いを抜けて第三洞口から23:00ごろ出洞した。



10時間近い洞内活動だったが、実に有意義なケイビングだった。次回以降の3D測量が楽しみである。
(林田 記)
注意!
瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。