瀧谷洞探検ケイビング

2000年10月28日(土)~29日(日)、埼玉県秩父郡大滝村(現秩父市)にある豆焼沢・瀧谷洞で探検ケイビングを行った。参加者はPCCより内山、山西の2名、東京スペレオクラブより小池氏、湊氏の2名の計4名だった。
去年、 瀧谷洞の水系で最も上流にある「上の大滝」のルート工作を行った。今回は、そのルートを使って「上の大滝」のさらに奥の探検を行うこととした。
前回、1999年11月27日~28日の活動で「上の大滝」の滝の落ち口に3mmコードを残置していたので、これを使ってロープのセットを行いSRTで登攀を行った。
メンバーのうち、山西、小池氏、湊氏の3名がホール上に到達してから、水系沿いに奥へと探検を開始した。狭いメアンダートレンチが続いて行くが、すぐに水系はサンプとなり入れなくなる。
その横にボアパッセイジ状の狭い横穴が延びているので入って行く。ここは1993年の探検の時に、PCCの野中以外誰も入れなかった狭洞である、今回のメンバーの中で一番小柄な湊が先頭で突っ込んだが、胸がつかえて突破できなかった。
水系沿いの探検を諦めて滝の落ち口まで戻り、別のルートはないか探検をすることにした。滝の落ち口から上層へ延びているクラックがあったのでチムニーで上がってみたが、すぐに狭くなり上がれなくなった。
他も一通り確認したが延びそうなルートはなかったので、出洞することにした。ホール降下時に前回と同様に3mmコードを残置した。
水系沿いに奥へ進むにはやはり狭洞部を突破するしか方法がないようである。狭い個所は1箇所であり、小柄な者は通過できたので、ディギング等で広げることも可能だと思われる。
(山西 記)

注意!
豆焼沢・瀧谷洞は、一般の方の入洞が禁止されています。