玉の内鍾乳洞練習ケイビング

 1986年1月19日(日)。晴れ。東京都西多摩郡日の出町大久野玉の内にある玉の内鍾乳洞で第2次練習ケイビングを行う。参加者は芦田、広瀬、深田の3名。
 前回、このたて穴を探検した時はラダーの長さが足りなくなり、最深部まで降りることができなかったが、今回はラダーを40m分、用意していったので、充分な探検を行うことができた。
 一段目のたて穴部分は約13mありラダー+アブミで降下した。二段目は約10mで、ラダーだけで降りることができた。さらに前回の探検で降りられなかった三段目、約5mをラダーを使って降りる。四段目の約4mはチムニーで降下。結局、最深部までは32m程であった。
 最深部は小さな水流がある横穴で、下流側は5m程で完全水没している。一方、上流側は二層構造となり、下層は水流に沿って10m程続き、入洞不能な超狭洞となる。上層は高さ7~8mの小ホール状で約20m続き、左に曲がって15m程で、超狭洞となる。
 最後に、二段目のたて穴ホールの洞壁(高さ5mの位置)に開口する支洞に強行入洞したところ、約15m程続き、狭洞となる。だが、その奥に広い空間を認めることができるのでディギングすれば、さらに伸びる可能性がある。
(深田 記)