白石山洞窟探索

1985年11月24日(日)。雨。埼玉県秩父郡小鹿野町の白石山で第1次洞窟探索を行う。
 今回は南側の林道沿いに山頂に向かってアタックした。しかし、当日は濃霧のために視界不良で、充分な調査はできなかった。また、この山にあるという『毘沙門の穴』も確認することができなかった。
 しかし、この山の石灰岩体が大規模であることは確かで、採掘の進んでいる南面はともかく、北面一帯は本格的に洞窟探索すれば、新洞発見の可能性もあると思われる。この地は意外に交通の便が悪いので、次の機会には車を使って北面からチャレンジしたい。
『毘沙門の穴』──白石山(通称・びしゃもん山)の標高約900mの北側斜面に開口する。深さ13mの竪穴+15mの横穴。北西~南東方向の節理に支配されている。
(深田 記)