倉沢谷洞穴探索/RX83探検ケイビング/鹿の穴調査ケイビング/御神仏の穴練習ケイビング

1983年12月11日(日)、晴れ。東京都西多摩郡奥多摩町倉沢のRX83(仮称)で第2次探検ケイビング及び鹿の穴で第1次調査ケイビング及び御神仏の穴第3次練習ケイビングを行う。また、付近で洞窟探索も行う。参加者は芦田、廣瀬、深田の3名。
 11月の洞窟探索で発見し、ディギング作業を持ち越したRX83(仮称)にチャレンジした。1時間がかりで洞口に詰まっていた落石を排除し、入洞した。約5mほどの横穴で、二次生成物は洞窟珊瑚とフローストーンがあった。やや空気の動きを感じる。下に向かう小さい穴が怪しいが、狭すぎて入洞できない。ここも小白竜窟同様、将来のディギング作業に期待する。
 この後、南西方向に移動しながら洞窟探索を続ける。途中、深さ5mの竪穴を発見する。洞口前をタヌキが走り去ったので、『倉沢のタヌキ穴』と命名する。
 次に北上し、標高1200m付近で、鹿の穴を確認した。場所はもう尾根の近くである。時間の都合で詳しい調査は行えなかった。
 下山する途中、御神仏の穴第一洞、御神仏の穴第二洞に立ち寄る。いぜん幻の一本杉の穴は発見できない。本当に、どこにあるのだろうか?
(芦田 記)